痛みとか、悲しみとか。
2011年3月14日にライブが決まっていたんだけど、3月11日に東北で震災があり 東京に住んでいた僕は 渋谷から帰れなくなり帰宅難民になったくらいですごく苦しい思いをしたわけじゃなかった。
スーパーから、コンビニから食材が空っぽになって、計画停電で 数時間停電になるくらいで、すごく苦しい思いをしたわけじゃなかった。
11日に震災があり、関東は自粛モード、明るいことを、明るい話題をタブーとして、真っ先にテレビから消えた番組は音楽番組とバラエティー番組だった。
14日にライブが決まっていたんだけど、そのライブハウスの主催者は、電気を使わずに、音響を使わずに、照明はなるべく使わずに、ロウソクの明かりでアンプラグドでイベントをします。と連絡して来た。
チケット代は お客さんから取らなくていいから、この自粛モードの中でも音楽で 元気を出してもらおう!って決行するなら100歩譲ってまだしも、
ライブハウスという場所で楽しみにしている音響、照明、なんにも使わずに 生の音でライブして下さい、なおかつお金もしっかりもらって下さい。って感じできた時は 本気であほかって思った。
結果 出演者に東北出身のアーティストがいて復興支援の為に地元に帰ります!ってことで、イベント自体は中止になったんだけど、僕はそのとき どうすれば音楽が必要とされるか、音楽で何が出来るかわからなくなり、歌えなくなり 結果 音楽活動を止め、働き始めました。
その時の僕は精一杯働く。ってことしか出来なかった。
今でも音楽の力を一番信じていた自分が なんで音楽の力を信じてやれなかったんだろうって思う時がある。
これは後悔の一つです。
なぜ急に過去のことをブログを書いたかというと、すごく大好きな ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんが、復興支援の為 熊本へ独演会を行なっている映像を昨日の深夜に見て胸がはち切れそうになったんです。
その中で村本さんは言っていたんです、
復興支援で漫才に行くな!とか、
お笑いするのに行くくらいなら救援物資持ってけ!とか、
自粛しろ!とか めちゃくちゃ 叩かれたけど、
熊本のみんなからは、ぜひ来てください!楽しみにしてます!ありがとうございます!ってたくさん言われたぞこのやろー!
文句を言って 叩いてくるやつはみんな ここの県外のやつだ!
そんなん叩かれても痛くもない!
この言葉を聞いた時 僕の中でまた一つ答えが出ました。
言いたいことが言えない世の中で、言いたい事が言えない人たちの為に言ってやろうじゃん。
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